笑福
by ごんぎつね
自然への憧憬
八百屋ろ
ホームページは
コチラから ♪

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八百屋ろのオンラインショップ
コチラから

http://tuchiro.base.ec/

『八百屋ろ」
〒631-0016
奈良県奈良市
学園朝日町4-4
(tel)0742-48-1076
(fax)0742-44-3720
※近鉄奈良線学園前駅から徒歩7分

『つづきの村』
八百屋の隣の喫茶
スペースです。
喫茶・軽食あります。

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椿井の女   *出演者に変更あり

高橋秀夫の異色な詩「椿井の女」を題材に展開する不可思議な空間。
6月20日(日曜日)18時30分 投げ銭(飲食は別)
つづきの村(奈良学園前)

出演
小林みゆ(身体表現)
塚本佳昭(映像)
うなてたけし(音)
亜子米(朗読)
 「・・ 井戸に棲む男、散り降る椿を食し・・」

1部に高橋秀夫の話と詩の朗読

  問い合わせ 0742-48-1076(八百屋ろ・つづきの村)








椿井の女




ある時、こんな話を耳にした

二軒長屋の間に
椿に覆われた井戸がある
女はしきりと洗い物
何度も何度も水をくみ
ざぁーざぁーと
水口には椿の花
赤く
くみ水まで赤い

二軒長屋の間に
椿に覆われた井戸がある
女はしきりと洗い物
しだいに手もすそも赤くなっている
ざぁーざぁーと
水の音ではない
女の泣く声であった

二軒長屋の間に
椿に覆われた井戸がある
女はしきりと洗い物
何度も何度も水をくみ
ざぁーざぁーと
赤い水は
血であった

二軒長屋の間に
椿に覆われた井戸がある
女はしきりと洗い物
何度も何度も水をくみ
ざぁーざぁーと
からだを洗う
赤く犯されたからだを洗う

二軒長屋の間に
椿に覆われた井戸がある
女はしきりと洗い物
何度も何度も水をくみ
ざぁーざぁーと
泪を洗う
乾いた唇を洗う

二軒長屋の間に
椿に覆われた井戸がある
女はしきりと洗い物
何度も何度も水をくみ
ざぁーざぁーと
心を洗う
陵辱の心を洗う

二軒長屋の間に
椿に覆われた井戸がある
ざぁーざぁーと
女は泣きながら
その井戸に
血の色の着物を捨て
乾いた泪を捨て
心を捨てて
身投げした

ざぁーざぁーと
狂おしい椿の赤い花が
井戸に散り降るように落ちた

その後、長屋はなくなったが椿の井戸は残った
それからはここを椿井と人は呼ぶようになった


ある時、こんな話を耳にした

その井戸にひとりの男が棲んでいる
齢およそ六十
春に散り降る椿を食し
身は樹木のごときにして
声発すれど人の声あらず
手足不要にして枝のごとし

見上げればまるい空
雨水おつれど
陽届かず
風見えず

井戸の男
乾いた唇に赤い手
赤い血の色の着物をまとっているとのこと。
                                        2010・6・20
                                        高橋秀夫
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by tuzukinomura | 2010-06-20 08:21 | いろはにほへと | Comments(0)
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